公益財団法人三徳庵は大日本茶道学会の茶道を保存するとともに公開し、茶道を親しみやすいものに発展させ、茶道文化の研究・振興に取り組み、日本特有の伝統文化として伝承していきます。
この「三徳庵」という名称は、創設者・田中仙樵が、参禅の師・建仁寺、竹田黙雷(たけだもくらい)管長から与えられた別号で、その由来は「四書の『中庸』の「智・仁・勇の三者は,天下の達徳なり」によります。
昭和33年生。本名 秀隆。大日本茶道学会会長 田中仙翁の長男。
東京大学・大学院で社会学を専攻。社会学研究科修士の学位を受ける。博士課程在学中にカナダに留学。
昭和63年、大日本茶道学会 副会長に就任。
平成25年、公益財団法人三徳庵理事長に就任。
平成29年、大日本茶道学会 会長に就任。
理事長として、「茶道文化学術賞」を主宰。茶道文化研究に貢献を成す著作論文を助成し、茶道文化環境を豊かにすべく、各種の学術的な研究者間の交流を促す場を提供している。自身も、茶道文化の総合的な解明に努める学者としての顔を持ち、大学で教壇にも立つ。
また、日本の伝統文化である茶道を、将来に亘って普及し続けるための「学校茶道プロジェクト」を立ち上げ、茶道は人間教育であるという観点から、学校や教育の場で、子ども達が茶道に触れる機会を、積極的に推進している。
一方で、大日本茶道学会会長として全国の会員の指導に当たり、日本の文化として伝えてきた茶道の「こころ」を大切に活動している。
私たち、三徳庵の活動に関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
茶道は、日本が世界に誇る、日本特有の文化遺産です。三徳庵では、この大切な文化遺産を保存・伝承するにとどまらず、多くの人が、茶道の実技や研究成果に触れることができる環境や機会を作ることで、茶道文化のさらなる振興と発展に寄与するための活動を展開しています。これまで、茶道の素晴らしさを普及する活動を、継続することができましたのは、ひとえに、多くの方々のご理解とご支援のおかげと、心より感謝申し上げます。
今後も、茶道文化を体験できる様々な機会を提供したり、茶道の素晴らしさを伝えていく活動、茶道に携わる人々や研究者を育成・助成する活動を、三徳庵は、積極的に展開してまいります。
茶道を次世代につなぐ活動は、日本の文化の発展に不可欠と考えます。どうぞ三徳庵の活動にご賛同いただき、皆様のお力添えを賜りたく、お願い申し上げます。