桜も満開となった3月28日(水)~4月3日(火)の7日間、
日本橋三越本店において開催された「第十六回 仙心会茶道工芸展」は、
多くの方々にご来場をいただき、無事終了することが出来ました。
昨年、五代目会長になられた田中仙堂会長のご染筆をはじめ、
お力添えを賜った先生方の作品を展示いたしました。
ご来場いただいた皆様には、「茶道具は、茶席で使われてこそ活きてくる」という、
大日本茶道学会が訴え続け実践してきた主張を確認していただくとともに、
「展示された作品を、ご自身が実際にお使いになったイメージ」を思い描いて
いただけたのではないでしょうか。
次回「第十七回 仙心会茶道工芸展」を、どうぞ楽しみにお待ちください。
1. 田中仙堂会長筆 一行書 好雪片々不落別所(こうせつへんぺんべっしょにおちず)
「一つ一つバラバラに落ちている雪も、しかるべきところに落ちていっているように、
人は、運命の定めにしたがって活動する時に、安心を得ることができる。」
2. 連日、多くの来場者が茶道具の「用と美」の今を観賞されました。
3. 会長の書かれた軸を中心に、諸先生方の作品が飾られました。
4. 仙翁前会長の好んだ棚物の設えが、参考展示されました。
5. 呈茶席では、多くの方にご参加いただきました。
公益財団法人 三徳庵