未だコロナウィルスの感染が収まりません。マスクを着用し三密を避け、手指消毒をし、ソーシャルディスタンスを取っていても、危険と隣り合わせの現状です。私たちは無意識でいろいろなところに触ってしまいます。無意識による接触感染のリスクを下げる工夫を考えてみたいと思います。
1.手指消毒
消毒する行為が日常化してきたので、本当に大切な時に、消毒したのかを見直すことが大切に思えます。
食事の前には消毒をしますが、食事中に無意識に口のあたりに触れることがあるのに気づきます。コーヒーや紅茶を飲んだときにもカップの飲み口を無意識に指で拭うこともあります。もしウィルスが指に付着し、そのことに気が付かず、その後のいろいろなものに触れると危険です。食後にも手指消毒が必要かもしれません。
その意味でタイミングを考えながら、こまめな手指消毒が必要になるのではないでしょうか。
2.マスク替え
マスクをしていることで安心していますが、言われているようにマスクの表面には雑菌が付着します。外す時には紐の部分を持ってという注意喚起がされていますが、この暑さの中、無意識にどれだけマスクに触れていることでしょうか。手指消毒をしても、汚れたマスクに触れれば、お仕舞です。茶席に入るときには、荷物をまとめて足袋を替え茶席に入ります。それと同じように、マスクを替えて人と集まる場に入るというのも一つの考えではないでしょうか。
しかし、タイミングが大切です。足袋も早く替えすぎていろいろなところを歩いては替えた意味がなくなるように、マスクも早く替えて、いろいろなものを触れたのでは元も子もないなくなります。
手指消毒をした上でマスクを最終的に替えることで、マスクに付着した菌を蔓延させる危険性は少なくなるのではないでしょうか。
いろいろな予防法が伝えられていますが、その意味を考えて的確なタイミングで処置をしないと、本当の予防にはなりません。今予防策を取っていない方はいらっしゃいませんが、未だに収束しないというのは、適時適切に対応をする想像力が大切なように思います。